昨年はコロナ禍の中、延期公演ではありましたが、制限のある有観客で何とか無事に舞台公演を開催することができました。今年は少し規制も緩み、コロナ禍を乗り越えてきたキャスト達が、思いっきり舞台に臨むことができ、本当に良かったですね! 舞台で演じられることの嬉しさ、お客様に見て頂けることの喜び、関係者の皆さんや家族の皆さんへの感謝の気持ち、熱い思いを胸に作り上げてきた舞台が、今幕を開けます!
今回は、演出もさらに進化!いえ、コロナ禍を越えたように、演出・音楽も一段と輝きを増し、キャストの皆さんもいろいろな事を越えてきたような、輝く舞台になっていることでしょう!
恒例の本番前の円陣タイムが始まりました。太郎さんの激が飛びます。
「1回目なので、お客さんにミュージカルはリラックスして一緒に楽しんでいいんだよっていう雰囲気を作っていきたいので、前半ガンガンお客さんの方をしっかり見て、表情作って、一緒に楽しみましょうっていう雰囲気を作れたら一番いいかなって思います。だからオープニングが一番大事なんで、ガンガン暴れていって下さい。だんだんだんだん客席があったまってくると、自分たちもやりやすくなっていくから、流れを作っていくということで1回目できたらと思います! じゃあ円陣組みましょう!」
そして、ダンス部代表の子が「「結の絆」を見せつけてやりましょう!!! せーのっ!」 「おぉぉぉぉぉ~!!! 大隅大好き~~~!」みんなの心が熱く一つになりました!
それでは今日は、少しだけ前半の風景をお見せしましょう。
※舞台撮影:小竹真吾
教室で
タイムスリップ~奄美の島で~
この公演の最後には舞台挨拶がありますが、今夜は昭彦先生・ヒコ役を演じた、たいが君でした。ひきこもりだったという、たいが君。ヒメヒコキャストでヒメ役を演じたこともあるお姉さんに、半ば無理やり?うまく見学などに誘導されて(笑)、ヒメヒコメンバーになりました。そして、変化が!自分を出せなかった日々が少しずつ変わり、前へ前へと進めるようになり、とても明るくなりました。ヒメヒコのおかげで人生が変わった、と。だからそういう子たちがいたら、本当にヒメヒコに入ってみてって言いたいと。必ず人生変わるからと。熱く語ってくれました。
ヒメヒコは心の傷をいやして立ち上がり、新しい自分を見つけられる場所、仲間と歴史を刻んだ大切な故郷(ふるさと)にもなるんですね! 今度高校生、今もう高校生の皆さん、どんな状況の皆さんにも、一歩歩み出て、ヒメヒコの世界をのぞいてみてほしいなと思います。
さて、明日はいよいよ千秋楽。どんな最後の舞台を見せてくれるのか、とても楽しみです☆