昭和62年(1987)3月に廃止された国鉄大隅線の鹿屋駅跡地に、昭和63年(1988)10月1日、鹿屋市鉄道記念館がお目見えしました。半世紀にわたって、大隅半島の主要交通機関として、旅客・貨物輸送等を担ってきた国鉄大隅線。その歴史を伝えるために、この記念館は建設されたものです。
館内には旧大隅線で使用した運賃表や信号機、保線区関係の工具など400点余りが展示してあります。昭和13年(1938)、鹿屋市に国鉄が開通した当時の古い写真をはじめとして懐かしい写真もいっぱい展示してあります。記念館の南隣には旧大隅線を走っていたディーゼルカーもどっかりと腰をすえています。
2016年9月に来館者の利便性を高めるため、屋根・外壁の塗装やキッズコーナー・映像コーナーの設置、照明の増設など、リニューアルしました。