今日は2日目、千秋楽の舞台です! 3年生の皆さんにとっては最後の舞台。2年生のみんなも、悔いのないよう、これまでの思いを爆発させて、素晴らしい舞台を見せてくれることでしょう!
恒例の本番前の円陣タイム。太郎さんの激励は、いつも人生の生き方を教えてくれるような大切な一言です。
「さぁ、皆さん、いよいよこの時がやって参りました。この終わる前の本番の気持ちを、1、2年生はずっと大事にして、また明日以降の日々の練習でいつでも取り出せるように持ってほしいと思います。やっぱり普段の練習はきついし、だらけたり飽きちゃったりすることがあると思うんだけれども、でも今この瞬間、絶対、あそこで頑張ってきて良かったな、とか、あの時もっと頑張ればよかったなと思うでしょう。だから今この気持ちをしっかりと密封して、いつでも取り出せるようにしてほしいなと思います。」
「3年生は、泣いても笑ってもこれで最後なので、精いっぱい楽しんできてほしいと思います。やっぱりヒメヒコって終わりがあるので。高校3年間っていう。それがすごく大事だと思っていて・・・終わりがあるからね、今がどれだけ大事かってことも感じることができると思うし、これから先、自分達の生きている時間っていうのも有限で終わりがあるわけだから、やっぱり毎日を精いっぱい生きようっていう、そういう気持ちになれるんじゃないかと思います。だからどんなことがあっても、この日のことを思い出して、一日一日を大切にしていこうって思ってくれたらと思います。」
「・・・では(ヒメ役の)モカさん、今の気持ちを。さんざん稽古で泣かされてきましたが・・・」
もか「(泣き笑)・・・私達だからできる舞台を、みんなで創り上げて、最後の舞台にしましょう! 絶対にできる!!」
全員「おぉぉぉぉ~~~!!!」
太郎さん「16年目、16回目です。毎年毎年更新していってるし、今年も一番いい公演ができると思っているので、間違いなく。このチームでしかできない最高の公演だと思うので、卒業生もいっぱい見に来てると思うんだけど、卒業生が悔しがるような今年バージョンのヒメヒコをしっかり見せつけていきましょう! はい、円陣組んで!」
もか「今年最後の公演、全力で楽しんでいきましょう!せーの!」
全員「大隅大好き~~~~~っ!!!」
さぁ、今年のヒメヒコ千秋楽、それぞれの歩んできたヒメヒコロードで創ってきた自分を、とくと見せて下さいね! いよいよ始まりますよ!
今回は後半のシーンをいくつかお見せしましょう☆
※舞台撮影:小竹真吾
いざ舞台へ!
かっこ美しい舞「結(ゆい」
奄美で~平和への祈り~
時を超えて
フィナーレ
この日、キャスト代表で最後のあいさつをしてくれたのは、ヒメと姫子先生役のもかさん。自分を見つめながら、ヒメヒコのお稽古で成長し、もかさんらしい舞台を見せてくれました。泣きながら、たくさんの関係者への感謝を伝えつつ話してくれた、その思いの一部をご紹介しましょう。
「私は皆様の拍手を浴びることができて、とても幸せです。本当にありがとうございます。・・・今ここに立って最後の歌を歌って、目の前に太郎さんがいて、すごい笑顔で見てくれていて◎□△※◇〇◎(泣笑)・・・嬉しいです! さっき、舞台が始まる前に太郎さんにメイクをして頂いたときに、ヒメで良かったね、すごく成長したよって言って下さって。
そして、一緒に頑張ってきたキャストのみんなも、もかならできる、もかなら大丈夫っていろんな声をかけてくれて、そして、OBOGの先輩方、たくさんの応援をして頂きました。その言葉が今、私にとってすごく成長できた証になっているし、本当にここに立てて皆様のおかげだなと思います。この16回公演に参加できなかった仲間の2人にも感謝しています。
そして、鹿屋には何もなくて、つまらないと言ったら何ですけど、なんでこんなに田舎に生まれてしまったんだろうって感じていました。でも、こうしてヒメとヒコに入ることができて、いろんな経験をさせて頂きました。その中で、こんなに鹿屋はあたたかくていい場所で、本当に私にとって帰る場所になりました。この鹿屋、シンボルのふる里に、絶対にこの場所に帰って来たいと思うような場所に、本当に感謝をしています。これからもっと鹿屋のことを大好きになって、鹿児島のことも大好きになって、たくさんの夢をかなえていきたいなと思っています。そしてこのヒメとヒコの力で、もっと鹿屋をよりよい街にしてもらいたいな、と思います。今会場に来て下さっている、中学生・高校生の皆さん、私達はもう卒業してしまいますが、この鹿屋をもっともっっっと、あたたかくて楽しい街にしましょう!私が笑顔でいるように、もっと笑いましょう(笑)
本当にこの鹿屋が大好きです!!! ありがとうございました!!!」
その大隅大好きな、鹿屋愛がひしひしと伝わるあいさつで、そこにいるすべての人が鹿屋を大好きになったと思います!
今年の公演は、太郎さんがバージョンアップさせたとの言葉通り、演出も音楽もまた言葉に表せないぐらい素晴らしいものでした。そんな舞台を、今年は高校生やそれ以下の子ども達も観ることができて、本当に良かったと思います。コロナに負けず、こうして鹿屋が、鹿屋のみんなが元気に、そして心温まる時間を過ごせたことがとても嬉しい公演でした☆
みんなが育んできた今年のヒメヒコの舞台、
お客様も一つになれた心満たされるあたたかな時間をありがとう。
どんなことにも恐れず、乗り越えて、繋いでいこう。
「結」の絆を。ヒメヒコの歴史を。ずっとずっと。
この一瞬の深い思い出は、ひとりひとりの生きて歩む道しるべ。