「過去」を学び「今」を知り、そして「未来」を考える・・・
~かのやの歴史を通して「平和」を学びます~
海上自衛隊鹿屋航空基地史料館は由緒ある史実と光輝ある伝統を誇る海軍航空及び鹿屋航空基地に関係ある、海軍関連史料及び海上自衛隊関連史料を収集し顕彰することにより、後世までその偉業を伝えることとして開設しました。
第二次世界大戦末期、鹿屋海軍航空基地からは908名、串良海軍航空基地からは363名の海軍軍人が特攻隊員として南方に出撃し、若き尊い命が失われました。日本で最も多く特攻隊員が飛び立った地・・・・・・ それが、この鹿屋です。
雑感海鷲の航跡
海上自衛隊鹿屋航空基地の敷地内にある海軍航空の歴史史料館で、館内には航空機の発展に関する貴重な史料が数多く並べられています。2階には、旧海軍航空隊に身を置いて必死に準備を備え、身を挺して戦った人々に焦点をあてた海軍航空隊の軌跡など、旧日本海軍創設期から第2次世界大戦までの史料展示のほか、日本の名機「零式艦上戦闘機52型」が復元展示してあります。1階には、海上自衛隊航空部隊の発展と過程、その中で活躍する隊員の姿など、現在の海上自衛隊の活動状況が紹介されています。
蘇る日本の名機
48年の眠りからさめた零戦「零式艦上戦闘機五二型」。
平成4年、2機の零戦が錦江湾と吹上浜の海底から引き揚げられ、ともに補う形で1機の零戦となりました。修復には自衛隊隊員の熱意が注がれ、平成5年にリニューアルした新史料館に展示されることになりました。
2F 「過去・・・」 海軍航空の歴史を主に展示しています。
作戦の一環として神風特別攻撃隊が誕生し、必死の作戦が敢行されるに至った経緯、特攻隊の出撃の概況、特攻に使用された機種、各方面別の特攻作戦、その他神風特別攻撃隊の全容について展示されており、「過去」の事実を学びます。
また、戦地に飛び立った若き特攻隊員の遺影や遺書等も展示されており、愛する者のために身を犠牲にした特攻隊員の至高至純な心が偲ばれます。
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史料館内
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東郷元帥に関する史料
1F 「今・・・」そして「未来」へ
現在の海上自衛隊航空部隊の活躍や紹介に終わることなく、隊員たちの活躍ぶりを通じて、国民に「我が国の防衛」について考えてもらうことを意図した内容の構成となっています。
また、海上自衛隊が使用してきた航空機や装備品の変遷とともに、航空技術の再建に取り組んだ人々の活躍ぶりを併せて展示しています。
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自衛隊ゾーン
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自衛隊ヘリ
屋外展示 飛行機公園
公園内には、海上自衛隊で活躍したUS-1,P-2J、P2V-7、R4D-6、S2F-1,SNB、SNJ,B-65,KM-2,メンター、V-107,HSS-2A,OH-6,BELL-47を展示しており、日本最大の海上自衛隊航空の歴史を直接目でみることができます。
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二式大型飛行艇
平成16年4月24日、船の科学館から引き渡し
を受けた現存する唯一の二式大艇です。 -
ヘリコプター