昔ながらの風景に出会うと、なぜか嬉しくなって立ち止まりたくなる。何か昔を懐かしむような気持になり、現代(いま)の生活を忘れてしまう。田舎の、里の風景は私達の心を和ませる。
空はずっと変わらず、雲が形を変えてゆるゆると流れるけれど、小川の流れも、岸の草はらも、この場所では、ずっと変わらず流れて揺れて。
あの雑木林の向こうには、お城があったそうだよ。
お城? この辺りはそのお城の一帯で、当時の人はここを往来していたのだろうか。よもや、戦も?
たちまち人間の関わる歴史の中に据えられた里の風景は、さらに深く胸の奥へ入り込む。
ここで何があったのか、これまでどんな時が流れたのかを推し量る。
今はほとんどだれもが来ないこの場所で。里の息づかいだけが聞こえてくるこの場所で。
(ちょっと詩的に書いてみた。ふふっ)
↓ お城の近くだから石垣なのかな?
コメント